上棟を迎えた現場では、大工が墨付けから手刻みで仕上げた継手・仕口を、朝から一つひとつ組み上げていきます。機械加工ではなく、木の癖を見ながら現場で調整する手仕事だからこそ、部材同士がぴたりと納まったときの一体感は格別です。
木の家工房では、構造材のあらわしを見せる架構が多いため、上棟の骨組みそのものが将来のリビングの表情になります。刻みの段階から「どの面を見せるか」を意識し、隠れる位置には節の多い材を、あらわしとして見える位置には見た目のよい材を配置しています。
木材の香りが漂う現場で、これから始まる工事の安全を願いながら、今日も一棟、木の家が形になっていきます。



